PARSONII SP・GF-6規格オイルは2020年7月1日現在0W-16・0W-20・0W-30・5W-30・5W40の5種類の粘度が発売中です。ではこのSP・GF-6規格オイルはどのようなテストがすんでいるでしょうか。GF-6をメインに主なテストを簡単に説明します。
- シークエンスⅢH(スリーエッチ)
高温酸化安定性のテストで90時間エンジンを回してピストンの清浄性(デポジット)を測定します。
② シークエンスⅣB
動弁系の摩耗で200時間エンジンを回しオイル中の鉄分量を測定して動弁の摩耗を測定します。ちなみにトヨタの1.5Lエンジンを使用します。
③ シークエンスⅤH
エンジンの各部に溜まるスラッジやワニス・オイルスクリーンのつまりを測定します。
④ シークエンスⅥE/ⅥF
省燃費テストで、標準オイルに対してどれだけ燃費が伸びるかのテストです。新油と使用油の2回測定して改善率を出します。
⑤ シークエンスⅧ
ベアリングの腐食をテストします。700CCシングルエンジンを143℃・3150回転で40時間回してベアリングの腐食を計測します。
⑥ シークエンスⅨ
LSPIテストです。4時間を4回測定しLSPI発生回数を測定します。ちなみにPARSONII SP規格は「5回以下で合格水準」が測定結果は「0回」です。
⑦ シークエンスⅩ
タイミングチェーン摩耗で216時間エンジンを回してどれだけチェーンが伸びるかを測定します。こちらも余裕でクリアしています。
これ以外もいくつもあるテストを合格しSP・GF-6規格となりますが、仮に60点で合格として60点ぎりぎりのオイルと100点のオイルでは当然性能に差が出ます。規格を余裕クリアしバランスの良いオイルがPARSONIIです。